- 転職を考えているけど自分に向いている仕事がわからない
- 転職に向けて何かスキルを身に付けたい
この記事では、このような悩みを抱える教員の皆さんに向けて、夏休みにやるべきスキル習得の方法について解説します。
教員から民間企業に転職したbatakoが、実際に通ったスクールと取得した資格を紹介します。
夏休みに短期集中で学習するメリットも解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
転職前のスキル習得をおすすめする理由
教員から転職を考えるうえで、スキル習得をおすすめする理由は、以下の3点です。
- 転職の職種選びにつながる
- スキル・資格が内定につながる
- 意欲的に学習する人という印象を与えられる
1つずつ解説していきます。
転職の職種選びにつながる
転職を考えて求人を見ていると、「この仕事が自分にできるのか」と不安に感じることはありませんか?
「転職した仕事が向いていなかったらどうしよう」という考えは転職の大きなハードルになります。
実際に仕事としてやってみないとわからないことは多々ありますが、志望する仕事に関連するスキルを学習することで、転職後のギャップを減らすことができます。
私ははじめ、エンジニアへの転職を考えていました。理由は、フレキシブルな働き方や今後の需要に魅力を感じたからです。
しかし、向いていないかもしれないという懸念があり、プログラミングを勉強しました。もちろんエンジニアへの転職を決めた際には、志望度の高さのアピールやスキル面で大きなプラスになります。
プログラミングを学習した結果、エンジニアよりもwebデザイナーに興味を持ち、志望企業を再検討しました。
特に専門的な職種への転職を考えている方は、関連するスキルを学習することをおすすめします。
スキル・資格が内定につながる
言うまでもありませんが、スキルや資格をもっていることで、内定につながる場合もあります。
気になる求人の「応募条件」や「歓迎条件」に資格の記載がある場合は、特におすすめです。
気になる職種に関連する資格がわからない場合には、「<気になる職種> 資格」などと検索すると、関連する資格が調べられますので、興味のあるものを選んでみましょう。
意欲的に学習する人という印象を与えられる
上記の2つのメリットにつながらなかったとしても、意欲的に学習する点はどの企業でも好印象を与えられます。
企業側としては、入社後も意欲的に学び続けて成長してくれる人材が欲しいですよね。
そのため、転職先に直結する資格でなかった場合でも、現職のスキルアップにつなげてアピールすることが可能です。
私の場合、プログラミングスクールの学習は「学習指導要領でプログラミング学習が必修となったこと」、英語は「英語で授業をする必要があったこと」に紐づけて、面接で話しました。
業務に必要な知識を自ら学ぶ意欲を全力でアピールしましょう。
教員のスキル習得に夏休みの短期集中をおすすめする理由
教員のスキル習得に夏休みの短期集中をおすすめする理由は、以下の3点です。
- 長期休暇でまとまった時間がとりやすい
- サブスクリプション型のスクールでは費用を節約できる
- 夏休みは方向性を固める時期
1つずつ解説していきます。
長期休暇でまとまった時間がとりやすい
教員は多忙で、継続的な時間の確保が難しいです。「毎日1時間勉強する」といった目標を立てても、繁忙期に取り組めなくなりそのまま辞めてしまった、という経験がある方も多いのではないでしょうか?
一方で、夏休みは1か月以上と長く、比較的時間が確保しやすいです。また、「8月末まで継続する」といったように目標に期日を設けることで、継続しやすいというメリットもあります。
なかなか継続できずに身につかなかった、という経験をお持ちの方には、特におすすめの方法です。
サブスクリプション型のスクールでは費用を節約できる
サブスクリプション型のスクールとは、スタディサプリやGLOBIS 学び放題といった、料金を払っている期間は使い放題をいうサービスです。
特にオンラインのサービスが多いのが特徴です。
最近急激に増えているため、主要なスキルであれば、サブスクリプション型で学習できるサービスが見つかると思います。
たとえば、月額1万円のスクールで150時間の学習をしたい場合
上記の通り、同じ150時間の学習で4万円の差が出てきます。
余裕があれば夏休み後も継続することで、スキルアップが望めます。しかし、1日の学習時間が短くなるため、サブスクリプション型ではないサービスも検討してみるとよいでしょう。
夏休みは転職先を検討する時期
教員から転職する場合、3月末に退職して4月以降の入社を考えている方が多いのではないでしょうか?
転職活動において、入社可能時期に対して応募時期が早すぎると、不採用となる場合があります。
企業側が人員不足を理由に採用活動を行っている場合、できるだけ早く入社してほしいと考えていることが多いからです。
そのため、実際に応募を始めるのは早くても10月以降、年末年始に本格的に動き出すようなスケジュールになります。
夏休みは、転職活動の準備として方向性を固めるのにちょうどよいタイミングになりますので、スキルを身に付けて10月に備えましょう。
短期集中型のおすすめスクール3選
実際に私が通った、おすすめスクールを3つ紹介します。
英語:スパルタ英会話
短期集中で英語を学ぶことができる英会話スクールです。
毎日行われているグループレッスンに参加し放題という、長期休暇がある教員にぴったりです。
もちろん、マンツーマンレッスンや、コンサルタントによるサポートもあり、英会話スクールとしての機能はほとんど揃っていると思います。
コロナ後はオンラインでも受講可能とのことなので、全国どこからでも受講できます。
生徒一人一人に合わせたカスタマイズマンツーマンレッスン【スパルタ英会話】
おすすめは3か月としていますが、1か月から契約が可能です。
私は、夏休み前から単語や文法の学習を行ったうえで、1か月間平均7時間/日、5日/週ほど通い、講師のネイティブスピーカーと世間話ができるまで上達しました。
詳しい学習方法は別の記事で紹介します。
プログラミング:Progate
プログラミングの学習では主に、Progateという学習サイトを活用しました。
全てのカリキュラムが学習可能な有料版でも、990円/月で利用できます。
夏休みの1か月半程度、毎日7時間程度学習し、HTML&CSS、Javascript、Javaの講座を完了しました。
穴埋めやヒントが豊富で、つまづきなく学習が進められる「学習レッスン」や、成果物をもとに自力で作成していく「道場レッスン」があり、実践的なスキルを身に付けることができます。
また、学習を進めるとEXPというポイントが貯まってランキングが表示されるなど、ゲーム感覚で楽しく学習することが可能です。
転職エージェントが行っているプログラミングスクールもあわせて活用し、効果をさらに高める学習方法も別の記事で詳しく紹介します。
簿記3級:Studying
Studyingは川口春奈さんがCMをしているeラーニングサービスです。
私はStudyingを利用して、簿記3級の勉強をして資格を取得しました。
ほかにも様々な資格に対応しているので、興味がある資格の学習をおすすめします。
私が簿記3級の資格を選んだ理由としては、元教員の転職は「ビジネススキル」の不足を懸念とされることが多いと考えたからです。
これは志望する職種や業界によるので、まずは興味のある求人の応募条件をじっくりと見て、求められているスキルを考えることが大切です。
まとめ
転職を考えた際には、夏休みの短期集中スキル習得をおすすめる理由と、私が実際に通ったスクールを紹介しました。
転職前のスキル習得をおすすめする理由は以下の3点
- 転職の職種選びにつながる
- スキル・資格が内定につながる
- 意欲的に学習する人という印象を与えられる
教員のスキル習得に夏休みの短期集中をおすすめする理由は以下の3点
- 長期休暇でまとまった時間がとりやすい
- サブスクリプション型のスクールでは費用を節約できる
- 夏休みは方向性を固める時期
そして、今回紹介した転職を考えている教員におすすめの短期集中型のスクール3選は以下です。
- スパルタ英会話
- Progate
- Studying
実際に内定につながるかどうかだけではなく、その職種や分野が自分に向いているかがわかることは、今後の志望企業選びにつながります。
転職前の夏休みを利用して、気になった求人に関連するスキルを習得しましょう。