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【全パターン解説】教員から転職して感じる後悔と後悔しない方法

  • このまま教員を続けられるか不安
  • 教員を辞めて後悔したことが知りたい
  • 後悔なく転職をする方法があれば教えてほしい

こんな悩みをお持ちの先生方も多いのではないでしょうか?

batako

教員から民間企業に転職したbatakoが、教員からの転職で後悔するパターンを4つに分類してご紹介します。
また、後悔しない転職に大切な「転職の軸」の考え方も紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いください。

今後のキャリアを考えるうえでは、教員のメリットの中で「譲れること」と「譲れないこと」、
また、現状から「改善したいこと」を明確することが大切です。

ぜひこの記事を読んで、「なぜ転職したいのか」「転職により改善したい点は何か」を考え、後悔のない選択をしてくださいね。

目次

教員から転職して後悔するパターン4選

教員から民間企業に転職して2年。
今でも教員という仕事を羨ましいと思うことが多くあります。
後悔のパターンを分類すると以下の4つです。

  1. 教員の仕事内容に関する後悔
  2. 教員の働き方に関する後悔
  3. 公務員ではなくなったことに関する後悔
  4. 転職先の環境に関する後悔

1つずつ解説していきます。

教員の仕事内容に関する後悔

教員の仕事内容に関する後悔は、具体的に以下のようなものがあげられます。

  • やりがいが減ってしまった
  • 生活にメリハリがなくなった
  • 感情が動くことが減った
  • 生徒に会えず寂しい
  • 裁量が減ってしまった

転職をしてつくづく実感することは、教員ほど「やりがい」の大きな職業は少ないということです。
「やりがい」の感じ方は人それぞれだと思いますが、教員の「やりがい」レベルは間違いなくトップクラスだと思います。

学級担任として、裁量が大きいというのも「やりがい」の大きな要因ですね。

仕事は「やりがい」こそがすべて、と考えて転職する方は、転職先の仕事内容をしっかりと考えることをおすすめします。

教えるのが好きなら、塾の講師や家庭教師、成長の手助けがしたいなら予備校や資格系スクールのチューターなど生徒をサポートする職種に絞って求人を探してみましょう。

教員の働き方に関する後悔

教員の働き方に関する後悔は、具体的に以下のようなものがあげられます。

  • まとまった休みがとりづらくなった
  • 長期の旅行に行きづらくなった
  • 定時が遅くなった

教員は日頃休みがとりづらい反面、夏休みなどの長期休暇にまとまって休暇がとれるというメリットがありますね。
お子さんがいらっしゃる方は、ちょうど学校の長期休み期間に休みが取れるというのもありがたいです。

また、朝が早い分、定時も17時頃と早く、自分の調整次第で早く帰ることも可能です。

しかし、民間企業では通常年末年始6日、夏休みは3~5日程度。
有給休暇と組み合わせて取るとしても、毎年のように10連休の取得などは難しいかと思います。

毎年の長期で旅行に行っているという先生方も多く、こういった楽しみのある方は転職先のお休みを調べておくことが大切です。

「どれだけ休む権利があるか」、だけでなく「どれだけ休みがとりやすい環境・雰囲気か」も重要です。
転職を考えたら、求人票の「年間休日日数」だけでなく、「有給取得率」も確認してみましょう。

公務員ではなくなったことに関する後悔

公務員でなくなったことに関する後悔は、具体的に以下のようなものがあげられます。

  • 倒産やリストラが不安
  • 給料があがらない
  • 住宅ローンの借入限度額が低い
  • 産休・育休の手当、期間等の待遇が低下した
  • 福利厚生が充実していない

公務員の大きなメリットは、クビや倒産の可能性が非常に低いという点です。

また、給料は業績や個人の実績に関わらず、毎年少しづつ確実に増えていく仕組みになっており、
転職時点ではあまり変わらなくても、数十年というスパンで考えると大きな差が生まれる可能性があります。

そのため、公務員は社会的信用性もとても高いです。
クレジットカードの審査や、住宅ローンの借り入れの際に影響が出てくるかと思いますので、直近で予定がある場合には対策をする必要があります。

この安定性や福利厚生に魅力を感じている場合には、他の公務員への転職も考えてみましょう。

ただ中途枠は民間企業での経験年数を条件に入れている市町村も多くあります。
30歳程度まで新卒枠で受験が可能な場合もありますので、希望する市町村の応募条件を確認してみましょう。

転職先の環境に関する後悔

転職先の環境に関する後悔は、具体的に以下のようなものがあげられます。

  • 思っていた仕事内容ではなかった
  • 聞いていたよりも残業が多い
  • 休みが取れない
  • 給料が上がらない
  • 会社の将来が不安、業界が伸び悩んでいる

民間企業への転職で1番難しいのは、入社前と入社後のギャップが生じてしまうことです。

転職してみたら思ってもみなかった環境だったというのはよく聞く話です。
これは教員のメリットというよりも、転職活動の失敗のパターンです。

特に、新卒時に教員の道しか考えておらず、就職活動をしたことがないという方は、企業研究の仕方をしっかりと学び、転職により改善したいと考える点が解決できる企業かを見極めて入社することが大切です。

転職で後悔しないための方法

ここまで、教員からの転職で感じる後悔を解説しました。

それぞれの項目において、「譲れること」と「譲れないこと」で重要度をつけることで、後悔を最小限にする選択が可能になります。

とにかく1番大切なことは、「なぜ転職したいのか」「転職により改善したい点は何か」といういわゆる「転職の軸」をしっかりと持つことです。

「転職の軸」は転職をするべきかを考える際だけではなく、志望企業を選ぶときや、内定した企業に入社するか考えるときにも非常に重要になりますので、ぜひ一度やってみてほしいと思います。

今回は簡単に「転職の軸」を考える方法をご紹介します。以下の2ステップです。

STEP
改善したいことや不満を書き出す

とにかく思いつく限りに書き出しましょう。
改善したいことベースでも、不満ベースでもOKです。
例えばこんな感じです。

  • 趣味の時間が欲しい
  • モンスターペアレントの対応が大変
  • 休みを取るのが難しい
STEP
改善・実現したい順に順位をつける

一通り、改善したいことや不満を書き出せたら、改善・実現したいものから順に番号を振っていきます。

このとき、長期的な目線でも考えることがポイントです。
結婚したら、子供ができたら…など将来も見据えて考えましょう。

その結果、1番改善・実現したいと思ったことが「転職の軸」です。
「転職の軸」の実現のためには転職は必要でしょうか?どんな仕事に転職したら実現できますか?

ぜひじっくりと考えてみてください。

【まとめ】転職か続投か、後悔のない選択のために

ここまで教員から転職して感じる後悔とその理由と、転職で後悔しないための方法を説明しました。

教員から転職して後悔するパターン4選をもう一度確認します。

  1. 教員の仕事内容に関する後悔
  2. 教員の働き方に関する後悔
  3. 公務員ではなくなったことに関する後悔
  4. 転職先の環境に関する後悔

また、転職で後悔しないために大切な「転職の軸」は、以下の手順で考えられます。

  • 改善したいことや不満を書き出す
  • 改善・実現したい順に順位をつける

今回考えた「転職の軸」と「教員から転職して後悔する原因4選」で「譲れない」と感じた教員のメリットと組み合わせて、教員を続けるか、転職するか、転職するならどんな企業がいいかを考えてみてください。

皆さんが後悔のない選択ができることを祈っています。

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